なかなか鉄道名は決められませんでした。
下芦別炭礦鉄道、天塩炭礦鉄道、上阿寒炭礦鉄道・・・いくつも浮かんでは消え
てを繰り返しました。そのうち、私の心の中で伝説のようにふくらんでいた日曹天
塩鉱業所をイメージして「上幌延炭礦鉄道」とすることにしました。
幌延を巡る鉄道・軌道としては、日曹天塩の他に幌延町営軌道なども有り私の空
想をかきたてるには充分な地です。オハ31とセキの列車や、国鉄からキマロキ
を借りた逸話。そして、諸先輩方の写真・・・ 特に「煙」の半逆光の9600のショッ
トが、決め手となったようです。私も、こんなイメージを膨らませる事の出来る写真
を残したいものです。
当方の国鉄優等列車の永年のテーマである急行「利尻」をジャンクション駅で競
演させられる、と云う目論見も有ります。もちろん「急行」となると、現実の世界で
は昭和40年代後半になりますが、そこは模型の良いところで、時代を超えて競
演が可能です。
決めてしまうと、今までなぜ、この名前を思いつかなかったのか不思議なぐらい、
もう私の中では自然な響きとしています。
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