KATO キハ82系 DCC化
DCCを導入と同時に、ライト関係の白色LED化を図りました。
「蒸機時代」の気動車は、昼間はヘッドライトを点灯していないので、次の仕様で
点灯させました。F0を操作しても、テールライトまで消えてしまわないのがミソです。
ライト関係の制御仕様
機能
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点灯状況
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F0
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F3
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室内灯 |
常時点灯 |
−
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−
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テールライト |
逆行時常時点灯 |
−
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−
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ヘッドライト |
前進時点灯 |
ON/OFF
|
−
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ヘッドサイン |
前進/後進共点灯 |
−
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ON/OFF
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「−」は無関係
使用したデコーダー
形式 |
メーカー |
デコーダー型番 |
備考(参考価格) |
キハ82 |
SNJPN |
DF5 |
ファンクションのみ@1900
|
キハ80 |
SNJPN |
DE9 |
モーターのみ@1700 |
キハ80 |
KATO |
DZ123PS |
モーター+2ファンクション |
先頭車
M車は、コネクタで接続したら作業終了です。加工の中心は、キハ82になります。
デコーダー:SNJPN DF5
コメント
DZ123PSなどを使うより、改造が簡単です。
KATOのサイトにあるような。LEDの極性変更は必要有りません。
パターンカットは2カ所必要です。(写真参照)
デコーダーメーカー(SNJPN)のサイト
分解方法などは、KATOのサイト (DZ121利用)に有ります。
熊田のサイト(LF-100XF利用)にも参考例が有ります。
基板の改造図
「八千代運転所」ご提供
配線の状況(下面)
●パターンカットの場所
1)スイッチの直ぐ下(黒色リードの下)
2)赤リードをハンダ付けしてある直ぐ上
●手順
パターンにカッターナイフで、0.5〜1.0mm間隔ぐらいで平行に切れ込みを入れる。
熱したはんだごてを、切れ込みを少し押す。
すぐ取れます。
ムリに、カッターでこじたりすると、余計なところに傷を付けてしまいます。
●注意
写真は12号車のものです。配線色に気を付けて下さい。
反対向けに連結する1号車のキハ82は、赤黒のリードを写真とは逆にしました。
配線の状況(上面)
ヘッドサインは白色LED化しました。φ5のLEDだったので。ケースに収まるサイズに削り出しました。
配線は、外した白熱球のリード線がハンダ付けされていた穴を利用して通しました。
コンデンサは、アルミ電解コンデンサで100μF/耐電圧25V。ちらつき防止に効果的です。
注意
大きな容量のコンデンサをつけると、デコーダーの損傷につながります。
元の運転室ユニットに取り付けたところ。
LEDの電流制限抵抗は、1.8kΩです。
高さ3.3X幅3.5以下に削って、納めました。
元の運転室ユニットに取り付けたところ(下面から)
配線のご参考に・・・
これで、元から付いている。スイッチも生きています。
天井に張り付けると、目立ちません。
(機械室通路に、転がしておくお手軽方法も有ります)
デコーダー取付状態
天井に、貼り付けます。接着はしていません。
室内用の導光板の上側を、やすってスペースを確保してあります。
写真は12号車のものです。
仕切板の加工
仕切り板の上部の前側を、落としておきます。
CVの設定
CV値を下表のように変更して、ヘッドテールの点灯を揃えます。
先頭車のデコーダーの設定・配線の違い一覧(2004.10.3訂正)
号車番号 |
CV29 |
配線(赤・黒) |
1 |
7 |
写真の逆 |
12 |
6 |
写真の通り |
CV29を「6」から「7」に変更してあります。
理由
DC運転の時の、テールヘッド・モーターの方向を揃えるため、
M車との方向に合わせて、どちらかの先頭車をの「論理的な方向」
を逆にしておきます。
これは、DF5がDC運転でもちゃんと、テールヘッドを切り替えてくれるからです。
参考
CV29のbit0
Locomotive Direction:
0: normal
1: reverse
CV29を「6」から「7」に変更してあります。
この際、DC運転の方向も合わせておくときは、基板への配線は逆にします。
すなわち
1号車は、赤と黒のリード線を逆にしてあります。
室内灯
室内灯は手元に有ったφ5の白色LEDを使用。(安かったので)
加工例(KATOから、白色LEDタイプが製品化されましたのでそちらをご利用ください)
φ5LEDの加工:高さ4.0、長さ4.5以下に削りだして電球の位置にハンダ付け。
直列に2ケ接続の上、1.8KΩの抵抗を介して接続は元の、KATOのパーツを利用。
(デコーダーは使っていません)
注意
当方の、実験では、次の写真のような、DIPタイプの整流スタックで、大きな発熱などは起きていません。
しかし、通常の整流スタックは、商用電源周波数の整流を目的としているため、スイッチングが遅く、損失が大
きいため、消費電流が、大きくなりすぎて、DCCのパワーステーションのブレーカーが落ちることもあります。
整流スタックの、特性を確認の上、実験してから、ご利用ください。
なお、DCCらくがきノート には、技術的な、書き込みが有りますので、回路のことが分かられる方は。
参照ください。 2004.10.3現在「線路電源を活用する」に詳しく記述されています。
動力車
デコーダー:DZ123PS
コネクタ取り付けでワンタッチ
DE9を使う場合は、コネクタのハンダ付けが必要になります。
写真省略・・・
注意
LEDの削りだしはメーカーは保証致しません、ご使用の際は自己責任にてお願いします。
単価は参考価格です、管理人が購入した価格メモによります。
メーカー希望小売価格などは異なるかもしれません。
ご意見・質問などが有れば、弊掲示板へどうぞ。
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